体内のコエンザイムQ10の量は20代をピークに減少する。(「INTERNATIONAL COENZYMEQ10 ASSOCIATION」 パンフレットより)
20代を起点としたコエンザイムの量
「少し動いただけで疲れてしまう」「運動をすると息切れ動悸がはげしい」「下半身のむくみが気になる」
中高年になると、このような症状が出てくる時があります。
「コエンザイムQ10別名、ユビキノン、補酵素Q10、またビタミンと似た働きをするビタミン様物質のため、ビタミンQとも呼ばれます(正確にはコエンザイムQ10は体内で合成できるのでにはビタミンではありません)
コエンザイムQ10人の細胞(特に心臓)のミトコンドリアに多く含まれ、エネルギー生成に重要な働きをしますが、また体内で合成できますが、20代をピークに加齢とともに減少してしまいます。食品ではレバー、モツ、牛肉カツオなどに比較的多く含まれます。
コエンザイムQ10は、欧米では10年以上前からサプリメントとして市場に以来、大人気で常にサプリメントの売り上げの上位に入るロングセラー商品となっています。日本では、コエンザイムQは医薬品として30年以上の歴史があり、2001年にはコエンザイムQ10が栄養補助食品として市場に出回るようになり、日本でも大人気になりました。
健康目的での摂取目安量である30mgを食品から摂ろうとすると相当量の食品を摂取しなげればならないため、サプリメントでの摂取が効果的です。
ミトコンドリアがエネルギーを生成するのに必要
ビタミンEの働きを助け、自身も強力な抗酸化作用
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免疫機能の要、白血球を活性化する
免疫機能向上と抗酸化作用は抗がん作用につながる
コエンザイムは心臓にもっとも多く存在し、働きを助ける
コラーゲンの老化を防ぎ、新陳代謝を高める
精子の濃度と運動性を高める働きがある
歯周病改善に必要なエネルギーを作る
筋力アップと筋肉細胞の破壊を防ぐ
車が動くためにエンジンがあり必要なエネルギーを作り出してます。人間の体も臓器や筋肉を動かし、生きていくために必要なエネルギーをつくりだす、車でいうエンジン部分があります。それが「ミトコンドリア」です
ミトコンドリアは全身を構成している細胞ひとつひとつに存在します。ミトコンドリアは血糖や脂肪酸から最終的にエネルギーの元になる「ATP(アドノシン3リン酸)」を生成します。その過程でコエンザイムQ10が必要になってくるのです。
コエンザイムQ10が体内に十分あると、コエンザイムQ10が不足している時に比べ、28倍も多くのエネルギーを作り出せると言われています。逆に、コエンザイムQ10が足りないと、エネルギー生産は4%弱に激減してしまいます。
日ごろから疲れやすい方は、コエンザイムQ10摂取することで、ミトコンドリアのエネルギーの効率があがり疲れやすくなくなるということです。
魚や肉を冷蔵庫に入れずに放置しておくと、魚や肉の脂質が酸化され、においがつき痛んでしまいます。
人間の体にも同様のことがおこります。エネルギーの元となる「ATP」の生成する際に「活性酸素」が発生します。この活性酸素はとても不安定な構造をしている酸素で、すぐに他の物質と結びつき、その物質を変性させます。
このようなことを行う活性酸素が原因でおこる病気が9割ともいわれており、活性酸素いかに消去するかが健康につながることになります。
コエンザイムQ10は活性酸素を消去する強力な「抗酸化作用」があります。東京大学の山本順寛助教授は研究結果から、「ビタミンC」「ビタミンE」「グルタチオン」そしてコエンザイムQ10、4種類を特に重要な抗酸化物質としてあげています。
また、コエンザイムQ10はビタミンEが抗酸化物質と働くために重要になります。
ビタミンEは活性酸素を消去すると「ビタミンEラジカル」に変化します。ビタミンEラジカルには活性酸素を消去する働きがなく、むしろ、自身が酸化物質となってしまいます。
コエンザイムQ10はビタミンEラジカルを還元し、安定したビタミンEに戻す作用があります。
このようにコエンザイムQ10が強力な抗酸化物質であるとともに、同じ抗酸化物質であるビタミンEの働きにも不可欠な非常に重要な物質です。
「風邪をひきやすくなった」「いままで気にならなかった花粉が気になる」
そのようなことが思い当たる人は、もしかしたらコエンザイムQ10が不足しているかもしれません。
私たちの身体はウィルス、細菌などの異物から身体を守る免疫力を備えています。その免疫機能の代表格である「白血球」細胞もコエンザイムQ10を必要としています。加齢とともに白血球細胞のコエンザイムQ10の量が少なくなるので、積極的な摂取が、免疫力を向上させ、風邪や花粉症から身を守ることにつながるのです。
がんの患者さんが、通常の治療法と併用してコエンザイムQ10を摂取した結果、がんが完全に緩解した例がいくつか報告されています。コエンザイムQ10ががんに対してどのように作用しているか正確にはまだわかっていません。
考えられるのは、がんの原因とされる活性酸素を消去する抗酸化作用の働きと、がん化した細胞を攻撃する白血球の機能を向上する働きによるものと考えられます。
がんの患者さんが体内のコエンザイムQ10の量が不足しているケースがわかっており、コエンザイムQ10の摂取が、がんの予防克服のつながることが考えられます。
コエンザイムは心臓にもっとも多く存在します。心臓は全身に酸素と栄養素を運ぶために休むことなく毎日10万回の収縮と弛緩をくりかえし、血液を送り出しています。このような働きをするために、心臓はとてもエネルギーを必要としています。そのために、エネルギー生成に関わるコエンザイムQ10が心臓にもっとも多く存在しているのです。ですから、コエンザイムQ10が不足すると心臓は大ダメージを受けてしまいます。
コエンザイムQ10が心臓にとって重要であり、心臓に障害をかかえている人には少ないということは、逆のことも言えるということです。
つまり、コエンザイムQ10を積極的に摂取することが心臓を元気にする決め手になるということです。
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7月末開設予定
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健康な人で1日30mg、欧米では100mg〜300mg
安全性は極めて高いが、注意することもある