免疫機能の要、白血球を活性化する
免疫機能向上と抗酸化作用は抗がん作用につながる
コエンザイムは心臓にもっとも多く存在し、働きを助ける
コラーゲンの老化を防ぎ、新陳代謝を高める
精子の濃度と運動性を高める働きがある
歯周病改善に必要なエネルギーを作る
筋力アップと筋肉細胞の破壊を防ぐ
ミトコンドリアがエネルギーを生成するのに必要
ビタミンEの働きを助け、自身も強力な抗酸化作用
健康な人で1日30mg、欧米では100mg〜300mg
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安全性は高いが、注意することもある
身体のコエンザイムQ10の量が不足すると、ミトコンドリアのエネルギー生産効率が落ちるため、エネルギーの生成に必要な脂肪などが効率良く使われずに体脂肪として蓄積されてしまいます。
コエンザイムQ10の量が十分にあると、ミトコンドリアのエネルギー効率が良くなるため、脂肪などの栄養素は燃焼され、余分な体脂肪が蓄積されず蓄積された脂肪も燃焼され、減量につながるわけです
ダイエットをした時に上半身はやせるのに、下半身はそのままということがよくあります。
余分な脂肪を熱にかえて放出する「リパーゼ」という酵素を作る「褐色脂肪細胞」というものがあります。この褐色脂肪細胞は肩甲骨や首、脇の下に存在します。脂肪燃焼にかかわるリパーゼは血液によって全身に運ばれるのですが、褐色脂肪細胞が上半身にあるため、上半身と比べ下半身に運ばれるリパーゼの量が少なくなってしまいます。
しかも、歩くなど足を使うことが少なくなっていますので、足の動脈が細くなっていることが、よりリパーゼが下半身まで届かない原因となっています。下半身までリパーゼが行き渡りづらいことが下半身やせを難しくしているのです。
コエンザイムQ10は足の動脈を広げる作用があります。このことにより、リパーゼが下半身まで運ばれ下半身の脂肪が燃焼しやすくなり、結果下半身やせにつながるわけです。
ドイツ、ハンブルグの皮膚研究センターらの研究により、コエンザイムQ10を添加したクリームを目元のしわに塗ってもらったところ、目元のしわが浅くなることが明らかになりました。
コエンザイムQ10が美肌効果に働く理由としては2つあります。
まずは、皮膚の新陳代謝を活発にする働き。「コラーゲン」が美肌に関係しているのが有名です。コラーゲンの新陳代謝が活発であるかぎり、肌の弾力性が保たれしわができることがありません。コエンザイムQ10は皮膚の新陳代謝を高める働きがあります。皮膚の新陳代謝が高まると、真皮中のコラーゲンを作る細胞「線維芽細胞」の活性が高まり、コラーゲンの新陳代謝が高まります。結果コエンザイムQ10が肌のシワを出来にくくすることにつながるのです。
もうひとつの理由が、コエンザイムQ10 の抗酸化作用によるものです。
紫外線が肌に悪影響をあたえることは有名です。紫外線を浴びすぎると皮膚の中に活性酸素が増え、コラーゲンを老化させます。コエンザイムQ10の強い抗酸化作用が皮膚の中の活性酸素をなくし、コラーゲンの老化を防ぎます
男性が不妊の原因を作る要因として、精子の濃度が薄かったり、精子の運動が悪く卵子まで届かないことがあげられます。
コエンザイムQ10のエネルギー生成力を高める働きは、精子の運動力を高めることにつながります。またコエンザイムQ10は、精巣の酸化を防ぐ抗酸化作用があることもわかっております。
アメリカ歯科協会によると、アメリカ人のおよそ87%が歯周病を患っていると報告されています。これらの原因にコエンザイムQ10の量が関係していると考えられています。
歯周病の患者の歯茎組織の60%〜96%がコエンザイムQ10の不足を示した研究があります。
コエンザイムQ10の細胞・組織の強化は歯茎を丈夫にすることにつながり、歯周病の治癒の際に必要な大量のエネルギー生産にもコエンザイムQ10が必要です。
アスリート達が運動機能向上のためにコエンザイムQ10を摂取している人が多いそうです。
コエンザイムQ10には、筋力アップの働き、運動による筋肉細胞破壊を抑制する働きがあります。このことにより疲れにくくなり、長い間トレーニングができるようになると考えられます。
コエンザイムQ10は体内で生産可能ですが、その量は筋肉の量に比例します。特に激しい運動が必要ではなく、就寝前に軽い運動をするだけでも、成長ホルモンの分泌を促し、十分な睡眠を得ることで筋肉を育てそのことが体内のコエンザイムQ10の量のアップにもつながるわけです。
線維筋痛症という病気があります。線維筋痛症は症状として筋肉痛、その他に、疲労、抑うつ、不眠などの症状をともないます。線維筋痛症は原因がわかっておらず、検査でも異常が見つからないため、自律神経失調症など心因性のものと診断されやすいです。
線維筋痛症の患者にコエンザイムQ10とイチョウ葉エキスを各200mgを84日間投与した所、患者の64%に効果が認められました。コエンザイムの筋肉機能向上の働きとイチョウ葉エキスの血管機能向上が働いたためと考えられます。
健康な人で1日30mg 欧米での一般的な摂取量は1日100mg〜300mgです。
病気の症状の改善で摂取量が変わってきて
スポーツをする人で100mg、歯周病対策に100〜150mg 高血圧症の人には150〜200mg 心臓病対策に約300mgです
コエンザイムQ10は水に溶けず、油に溶けやすい性質がありますので、食後に摂取すると食事の油と一緒に溶けやすいです。
ダイエット目的として利用するなら、糖を効率良くエネルギーに変える「アルファ・リポ酸」、脂肪を効率よくエネルギーに変える「カルニチン」(コエンザイムQ10その二つに働きかける仕上げ役)との摂取が相性がよいです。また、ビタミンEの抗酸化作用を助ける働き、そしてビタミンB6の免疫増強作用を補強する働きがあります。
コエンザイムQ10は体内で合成される物質です。また医薬品として30年の歴史がありますが、深刻な副作用は報告されていません。このことより、安全性は高いといえます。しかし、過剰摂取は害を及ぼす可能性があります。また、「過剰に摂ると有害になることがある」と東京新聞で報告されています。このことについては非営利団体「日本コエンザイムQ協会」が反論を示しています。反論の様子はこちらからどうそ。
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7月末開設予定