メインメニュー TOP サプリメントの基礎 最新情報 特集 リンク
症状別からサプリメントを探す 成分名から効用を知りたい サプリメントお店案内
「イチョウ」は約2億5千万年から地球に存在するといわれ、幾度となる地球の環境の変化に耐えてきた強靭な植物です。
そのイチョウの葉を乾燥させ、アルコール(欧米ではアセトンを用いられますが日本では利用できないためアルコールを用いていま
す)で有効成分を抽出したものです。
イチョウ葉エキスは世界でも最も高い評価を得ているハーブの一つでドイツやフランスなどでは血流改善薬として認められており、
脳梗塞などの脳血管障害、アルツハイマー病や脳血管性痴呆の治療などに用いられています。
イチョウ葉エキスの主成分である「ルチン」を始めとする30種類からなる「フラボノイド」類の強い抗酸化作用により、老化
や生活習慣病の原因となる「活性酸素」の働きを抑えます。
抗酸化作用物質としては「ビタミンC」「ビタミンE」が有名ですが水溶性のビタミンC、脂溶性のビタミンEに対して、イチョウ葉エキスのフラボノイドは、水と脂の両溶性なので、
血液と血管の界面に働くのではないかと考えられています。そのためビタミンC、Eよりも強力な抗酸化作用が期待できると考えら
れます。
イチョウ葉のフラボノイド類には6種類の「二重フラボン」が含まれています。この二重フラボン」には、血管(特に毛細血管)を拡張し血行を促進させる機能の他、脳動脈、
心臓の血流を増加させ、また血管自体の硬化を防ぐ機能が発見されています。つまり血液自体をきれいにする作用(血糖値の正常化、活性酸素の除去)と、身体の血管を丈夫に
する作用があるということです。
イチョウ葉エキスの成分「ギンコライド」は血管に炎症を起こしてアレルギーの原因になったり、血栓を作ったりする「血小板
活性化因子(PAF)」が血管の組織に取り付くのを邪魔する効果があり、アレルギー症状を改善する効果が期待できます。
「ギンコライド」にもA.B.C.Jとありますが、「ギンコライドB」には記憶力を左右する海馬に優先的に働き、萎縮を抑
えることが動物実験で確認されています。また「テルペノイド」には「ビロバライド」という有効成分も含まれていますが、これは
記憶力回復効果を高める成分として、記憶と関連性が強い海馬領域のアミノ酸を増やす作用があります。
02年にアメリカから報告された臨床試験では、60歳以上の(痴呆などのない)健常者262人を対象にして、180mgのイチョウ葉エキス
を6週間投与したところ、記憶力や認知機能の改善を認めたと報告されています。
耳鳴りの原因として前庭器官に異常もしくは血行障害がある場合加齢と共に内耳に動脈硬化がある場合が考えられます。イチョウ
葉エキスには血行を促進する効果がありますから、耳鳴りにも効果があると考えられます。
12週間投与の結果、耳鳴りの度合いが、 プラセボ群より有意に減少した。という報告があります。
イチョウ葉エキスは、副作用が少ないですが、まず注意しなければいけないことが、アレルギー物質「ギンコール酸」が含まれていることです。このことについては
イチョウ葉エキスの規格品の条件である「フラボノイド類を24%以上、テルペノイド6%以上を含有し、ギンコール酸の含有量が5ppm以下」のものを選んでいただければより安心でしょう。
最近の雑誌の中に、「イチョウ葉茶の作り方」ということを記載したものがあります。イチョウ葉を集めてきて、自分でお茶を作るという内容であり、調製したお茶に
はかなり多量のギンコール酸が含まれると予想され、そのようなことは勧められません。
また、どのサプリメントにも共通していえる事ですが薬を服用している方は医薬品との相互作
用に注意が必要です。イチョウ葉エキスと医薬品の相互作用に注意が必要です。
これまでに報告されているイチョウ葉エキスと医薬品の相互作用としては、「アスピリン」、
「ワルファリン」などとイチョウ葉エキスを併用した際に起こる出血傾向が挙げられます。これは、イチョウ葉エキスに含まれる
ギンコライドによる血小板活性化因子(PAF)の阻害作用を介して、血液抗凝固薬の作用が増強されたことに関係していると考えら
れます。また、アルツハイマー症の患者においてイチョウ葉エキスと低用量の「トラゾドン」(抗うつ薬)を服用した際に昏睡症状
となった例が報告されています
現在地:TOP>成分名から効用を知りたい>>イチョウ葉エキスの紹介
現在地:TOP>成分名から効用を知りたい>イチョウ葉エキス商品の紹介イチョウ葉エキスの詳細